みなさんは白髪染めをしていますか?
最近ではグレイヘアなどと呼ばれ、著名人の中には近藤サトさんや吉川晃司さんのように一切染めないスタイルも支持を集めていますね。
白髪の増え始める時期は個人差が大きく、30代でも白髪染めが手放せない人もいれば50代でもあまり白髪の無い人も。
時期は様々ですが、いつかは向き合うこととなるこの「白髪をどうするか問題」。
その一考として今回は「ヘナ」を使った白髪染めについてご紹介します。
ヘナとは
ヘナとは熱帯地域に生息する植物。
古来から髪や手足、爪の染料として使われ、高い殺菌効果から薬としても用いられていたました。
インドの王族に愛用されクレオパトラも愛用していたといわれています。
100%天然のヘナを使用して白髪を染めれば、強い化学物質が混入している危険な染料を使うより体に優しいのは明らかです。
ヘナで白髪染めする効果は?
ヘナの成分にはどんな効果がある?
ヘナにはデトックス効果も確認されており、頭皮から吸収されたローソニアアベルという成分が血管やリンパ管を駆け巡り体内の老廃物やストレスを取り去ってくれます。
また、ナフトキノンという成分が女性ホルモンのバランスを整える効果があり、妊活中の女性に注目されています。
そして、ヘナの主成分ローソンには粘着性があり髪のタンパク質と相性が抜群です。
ヘナをお湯で溶かせてヘナ染めをすることで頭皮を清潔にし、髪のキューティクル部分に皮膜を作り髪を保護してくれます。
ヘナで白髪染めするメリット
- 化学物質で肌トラブルが起こる人に向いている
- ツンとした臭いがしない
- 環境にやさしい
- 美容院で染めるよりも経済的
- 素手で扱える
- 髪にハリ・コシが生まれる
- 色素が髪の傷んだ部分に吸着し補修する
- クセ毛が落ち着く
- 薄毛(ハゲ)の改善や予防
- デトックス効果
ヘナの白髪染めを用いる最大のメリットは天然素材を使用していることでしょう。
私たちの体は口からだけでなく、皮膚からも様々なものを吸収しています。
当然、頭皮からも良いものを塗れば良いものが、悪いものを塗り込めば悪いものが吸い込まれ、血液に流れ込み体中を駆け巡ります。
ですから、毛染めに限らずシャンプーや洗剤など皮膚に触れるものには注意が必要なのですが、特に染髪料は強い化学物質が使われているため一層気を付けたいところです。
ただし、ひと言でヘナといっても100%天然由来ではない粗悪品もありますので、購入の際はきちんと調べる必要があります。
ヘナで白髪染めするデメリット
- 時間がかかる
- 独特の臭いがある
- 色が選べない
- 眠くなる
- 市販の毛染めより高価
- パーマがかかりにくい
ヘナでの毛染めには1時間程度の放置時間が必要なので、市販の商品より時間がかかりますし様々な色は選べません。
ヘナは基本、白髪をオレンジっぽい色に染色して目立たなくします。
ただし回を重ねると色に深みが出たり、インディゴというハーブを混ぜることで黒く染めることもできます。
個人差があるのですが、ヘナの葉っぱみたいな臭いが苦手という方もいます。
また、眠くなる場合もあります。
これはメリットでもあるデトックス効果により体内がリラックスモードになるためだと考えられます。
全く眠気を感じない人もいますが、初めて使用する場合はそのあとに車の運転や試験など眠くなっては困る予定は入れないほうが無難です。
また、アレルギーがある方も注意が必要です。
頭皮に激しい痒み、痛み、赤腫れなどの症状が出る場合もありますので、必ず事前にパッチテストを行った上で使用してくださいね!
くせ毛やハゲ(薄毛)対策にも?!
ヘナはくせ毛対策になる?
ヘナを使ったことでくせ毛やハゲ(薄毛)が改善されたという感想もよく耳にしますが本当なのでしょうか。
調べてみると、ヘナが直接くせ毛やハゲ(薄毛)にアプローチしたというよりもヘナを使うことで様々なことが改善されたことで良い結果が得られているようです。
例えば、ヘナを繰り返し使うことで髪の毛に適度なハリが生まれますので、細くて縮れた髪質の場合は縮毛がかなり目立たなくなっていきます。
ヘナの補修効果によって髪の毛が美しくなっていくことで、うねりの幅がせまくなり広がりが抑えられてくることもわかっています。
ヘナはハゲ(薄毛)に効果あり?
ハゲ(薄毛)の場合も同様で、ハリやコシがうまれたことで髪の毛にボリュームが出て増えて見えます。
また、強い成分の白髪染めでダメージを受けていた頭皮がヘナに変えたことで改善された結果、発毛が促されます。
定期的にヘナパックをすることで、汚れや油を除去し育毛剤が入りやすくなった結果、増毛できたという方も多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
口から摂取した毒(経口毒)は便や尿や汗などによって9割は体外に排出されますが、皮膚から吸収された毒(経皮毒)はたった1割しか体外へ出ていかないというデータもあるそうです。
そう考えると、白髪染めにヘナを使うのは自分の体を守る手段とも言えますね。