甘酒と聞くとお正月やひな祭りの際に飲むイメージがありませんか?
私はずっとそんなイメージだったのですが、最近スーパーでは時期を問わずいろいろな甘酒が販売されているのを見かけますよね。
去年の夏に冷たい甘酒や炭酸入りの甘酒を見かけて、驚いたこともありました。
甘酒を手作りして毎日飲んでいる!という人もいて、甘酒が密かなブームとなっているようです。
今回は、そんな甘酒について調べてみたいと思います。
一体甘酒とはどんな飲み物なのか、甘酒のカロリーはどれくらいなのでしょうか?
甘酒を飲んでも太らない飲み方や1日の適量について紹介していきたいと思いますので、私のように甘酒については初心者だという人にも参考にしてもらえると嬉しいです。
甘酒ってどんな飲み物?
ここでは、甘酒とはどんな飲み物なのか、基礎知識について紹介していきましょう。
まず甘酒は大きく「酒粕に砂糖を加えて作った甘酒」と「米と麹を発酵させて作った甘酒」の2種類に分けられます。この2種類の違いは、甘さとアルコールが含まれているか否かです。
酒粕に砂糖を加えて作った甘酒は、甘味を強くして作られています。
この種類の甘酒は酒粕を原料にして作られているので、アルコールが含まれています。
酒粕は通常6~8%ほどのアルコールが含まれており、これはビールと同じくらいのアルコール度数です。
酒粕を原料に作られている甘酒をアルコールが苦手な人や子どもが飲む際は、一度鍋などに移し火にかけて3~4分沸騰させ、十分にアルコールを飛ばすようにしましょう。
米と麹を発酵させて作った甘酒は、お米本来の甘さを楽しむことができるように作られているものです。
この種類の甘酒は、米と麹を原料に作られています。アルコール分は発酵する過程でわずかに生じるものの1%未満のため、ソフトドリンクや清涼飲料水として扱われています。
米と麹を発酵させると米に含まれているデンプンが糖化し、ブドウ糖に変わります。
このブドウ糖はエネルギー源として、点滴にも利用される成分です。
「甘酒といえば飲む点滴!」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、この所以はこのブドウ糖にあります。
栄養豊富な甘酒を飲みたい場合は、米と麹を原料に作られている甘酒を選ぶようにしましょう。
甘酒のカロリーは高い?
甘酒の美味しさは、やはり飲んだ時の独特な甘味ですよね。
しかし、その甘さゆえに気になるのはカロリーではないでしょうか。
甘酒の主な原料は前項でも紹介したように酒粕と米と麹です。
それぞれのカロリーはどれくらいなのか見てみましょう。
それぞれ100gにつき、酒粕(227kcal)・米(356kcal)・麹(286kcal)です。
これに砂糖などが加えられて作られるものもあるため、やはり高カロリーであることは否めないようです…
しかし、甘酒は栄養豊富で飲む点滴、さらには飲む美容液とも呼ばれており、できれば摂取したい飲み物ですよね。
また、意外にもダイエットに適した飲み物であるとも言われています。
次項では甘酒を飲んでも太らない飲み方や適量について、紹介していきたいと思います。
甘酒の太らない飲み方は?
前項でも紹介したように甘酒は他の飲み物と比べるとカロリーが高い飲み物です。
しかし、飲み方と量に気を付ければ太ることを避けることができ、ダイエットや美容効果も期待できるのです。
まず、太らないためには米と麹を原料に作られている甘酒を選ぶようにしましょう。
酒粕を原料に作られている甘酒は砂糖が加えられていることがあるため、ダイエットには不向きです。
米と麹を原料に作られている甘酒は100mlあたり81kcalで、甘酒の適量は約コップ1杯分です。
コップ1杯分は約200mlなので、162kcalが1日の適量だということになります。
1食を甘酒1杯に置き換えたり、間食やおやつを甘酒1杯にする、といった感じで甘酒を楽しむと良いですね。
米を原料に作られているものなので、満腹感は十分に得ることができますよ。
ちなみに甘酒はいつ飲んでも体にメリットを与えてくれますが、目的に合わせて甘酒を飲む、ということもできます。
ダイエットを目的に甘酒を飲むなら、朝が有効です。
いつもの朝食にコーヒーなどを飲む、という人は甘酒に置き換えてみるのも良いですし、甘酒1杯だけ、というのも良いですよ。
1日の疲れを落ち着かせてゆっくり眠りたい、という人は夜に甘酒を飲んでみましょう。
温かい甘酒を飲んで体がポカポカになると気持ちが落ち着き、深い眠りに着くことができるようになります。
しかし眠っている間はカロリーが消費されずに脂肪となってしまうので、飲み過ぎには注意してください。
まとめ
今回は甘酒とはどんな飲み物なのか、甘酒のカロリー、太らない飲み方や1日の適量などについて紹介してみましたが、いかがでしたか?
・甘酒には、酒粕を原料に作られているものと米と麹を原料に作られているものの2種類がある。
酒粕を原料に作られているものはアルコールが含まれており、米と麹を原料に作られているものはアルコールが含まれていない、という違いがある
・甘酒の原料となる酒粕や米と麹はそれぞれが高カロリーのため、甘酒もカロリーが高くなってしまう
・甘酒の1日の適量はコップ1杯であり、1食を置き換えるようにしましょう
・ダイエットを目的に飲む場合は、朝1杯飲むようにしましょう
甘酒は飲む点滴、飲む美容液とも呼ばれている栄養豊富な飲み物です。
健康や美容のためにも上手に、摂取していきたいですね。