「クエン酸」や「重曹」をお掃除に取り入れている方は多いと思いますが、実は、食品として摂取することで体にとっても良い効果があることはご存じでしょうか。
今回はクエン酸と重曹の健康効果や取り方を調べてみました。
おすすめのレシピなどもご紹介いたします!
クエン酸と重曹の効果と飲み方
クエン酸と重曹にはそれぞれ違った効果があるので個別にまとめてみました。
クエン酸の効果
- 疲労回復
- 血液サラサラ効果
- 老化予防
- 美肌やダイエット効果
疲れている時は体内に乳酸が蓄積している状態ですが、これを改善するのがクエン酸です。
乳酸を分解して新陳代謝を助けることで筋肉痛の予防したり、血液をサラサラにしていく効果が認められています。
また、クエン酸にはキレート(ミネラルやビタミン類を吸収しやすくする)作用があり、取り入れた栄養素を酸化から守る働きもあります。
新陳代謝を活発にする作用もあるので、肌のターンオーバーは促され代謝は上がり結果、美肌づくりやダイエットへの効果が期待できます。
ですが酸っぱいものを好まない方だと酸味が強いと感じるかもしれません。
飲みやすい濃度から始めたり少量のハチミツなどの甘味を加えるなど工夫してみてください。
集中して疲労を回復させたい場合には1日10~15gのクエン酸を摂取することが推奨されています。
基本の飲み方を2時間置きに6回繰り返すと良いでしょう。
重曹の効果
- 疲労回復
- 胃腸の改善
- 便秘解消
- 二日酔いの改善
- 虫歯・口臭予防
- ガン・慢性病の未病効果
もともと胃薬として服用されていた重曹は人間の体と同じ弱アルカリ性であるため、摂取すると酸性に傾きがちな血液を中和する作用があります。
結果、体内がキレイになって胃腸が整い便秘が解消されたり、疲労回復が早まったりします。
胃酸の過剰分泌によっておこる二日酔いの不快な症状も重曹を摂取することで分泌が抑えられ早期に回復できます。
血が酸性化することで引き起こされるガンや腎臓病、痛風などの病気も未然に防ぐ効果があると考えられています。
ただし、重曹の粉末をそのまま口にするのではなく重曹水(コップ1杯の水+重曹小さじ1)として飲みましょう。
塩味が苦手と感じた場合はハチミツやレモンなどを少量加えると飲みやすくなります。
クエン酸も重曹も食品グレードのものを選ぶようにしてくださいね!
クエン酸と重曹のおすすめレシピ3選
クエン酸は酸味、重曹は塩味が強いため、水に溶かして飲むだけでは正直そんなにおいしいものではありません。
長く続けるためには日ごろのお料理の際に上手に取り入れていけたら良いですよね。
ここではとっても簡単に重曹やクエン酸が摂取できるお手軽レシピを3つご紹介します。
クエン酸+重曹レシピ
炭酸水
クエン酸と重曹を混ぜて、炭酸水を手軽に作れるレシピです。
- 水 200ml
- 重曹 小さじ1/2
- クエン酸 小さじ1/2
- はちみつ(お好みで)
これだけで市販のレモン炭酸のような風味になり、そのまま飲んだりアレンジしたりと使い方も豊富で便利な炭酸水の出来上がりです。
これならクエン酸と重曹の効果をいっぺんに取り入れられますね。
気の抜けた発砲飲料にこの炭酸水を加えるとシュワシュワが蘇ります。
カルピス・紅茶などに加えてカルピスソーダやティーソーダにしてもおいしいですよ。
クエン酸レシピ
クエン酸入りバナナジュース
- バナナ 2本
- 牛乳 300cc
- クエン酸 1g
- はちみつ 小さじ2
- 氷 5~6個
- 熟したバナナを冷蔵庫で冷やしておく
- 全ての材料を30秒ほどミキサーにかければ出来上がり
牛乳が苦手な方は、豆乳やアーモンドミルクでも美味しく出来ますよ!
また、レンコンやごぼうのあくを抜く時にクエン酸水に漬けておくと白く綺麗な仕上がりになります。
重曹レシピ
とろとろ湯豆腐
- 水750cc
- 豆腐 1丁
- 重曹 小さじ1(3g)
- 大き目の鍋に水・重曹・豆腐を入れて強火にかける
- 豆腐が溶けて泡立ち、沸騰したら中火から弱火にする
- 加熱すると溶け続けるため、頃合いを見て火からおろす
お好みでネギなどの薬味やゴマや海苔などをかけてもいいですね!
パスタやうどんが中華麺に変身!
実は、重曹を入れたお湯でパスタを茹でると中華麺のようになるんです。
- パスタやうどん 100g
- 水 1ℓ
- 重曹 大さじ1
- 塩 大さじ1
我が家ではラーメンや担々麺を作る時、パスタやうどんを重曹と塩を入れたお湯で茹でます。
中華麺がなくても重曹があれば、代用出来ちゃいます!
焼きそばにしても美味しいですから、是非試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
健康に良いとはわかっていても手間のかかるものはなかなか取り入れにくいものですが、クエン酸と重曹なら無理なく摂取できそうですね。
食事を通して日々体内をリセットし、免疫力の高い健康な体作りを心がけていきましょう。