最近「フードロス」という言葉を耳にする機会が増えました。
まだ十分おいしく食べられる食品を捨ててしまうことはもったいないのは勿論のこと、廃棄に莫大なお金がかかる点やゴミ処理による環境破壊といった深刻な問題にも発展しています。
今回はわたしたちの身近で起こっているフードロスについて理解し、すぐに取り組める対策があるのかを考えてみました。
フードロスとは
「フードロス」(食品ロス)とは廃棄された食品の中でも「まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまうもの」のことを指します。
似た言葉として「食品廃棄」がありますね。
が、こちらは肉・魚の骨や果物の芯といった「もともと食べられない部分を捨てること」なのでフードロスとは意味合いが異なります。
日本国内のフードロスは年間推計570万トン(令和元年・農水省データ)とされており、全ての日本人が毎日お茶碗1杯分のごはんを捨てている計算になります。
世界で見てみると生産された食料のおよそ3分の1にあたる年間約13億トンのフードロスが発生していています。
SDGsの掲げる「つくる責任つかう責任」「飢餓をゼロに」といった目標にも直結する問題であるため、近年では急速な取り組みが広がってきています。
フードロス対策できること!10選
フードロスと聞くと飲食店での食べ残しや大量に売れ残ったクリスマスケーキ・恵方巻の廃棄などが主な原因だと思っている人も多いかもしれません。
ということは、「フードロス対策」は私たちひとり一人がほんのちょっと心がけるだけで効果が期待できる取り組みでもあるわけです。
ぜひ以下のような対策をひとつでも実践することから始めてみてください!
【外食・宴会】
- 食べきれる量だけ注文する
- 1皿を先にシェアして各々が完食する
- お酒の席でも料理を楽しむ時間を設ける
- 残った料理は店側の許可の元なるべく持ち帰る
- 食品ロス削減に取り組む店舗を利用する
【買い物・家庭】
- 買い物前に自宅の食品在庫をチェックする
- お店やスーパーで手前に陳列されている書見期限が近い商品を購入する
- 使わなかった食材は適切に保存する
- 料理は食べきれる量だけ作る
- 余った食材はレシピを工夫し使い切る
ほんの少し習慣を見直すだけで、フードロス対策できることってたくさんありますよね!
食品ロス通販おすすめサイト
フードロス削減に取り組んでいる通販サイトが人気を集めています。
ワケあり商品(主に賞味期限間近なものやパッケージ変更の為に廃棄対象となってしまったもの)を格安で提供していますので、欲しい物があればぜひ利用してみましょう。
生活スタイルにあった店舗を見つけて利用することでお得にSDGs活動できるかもしれません。
タベループ
タベリープでは、過剰となっている食品の売り手と買い手をつなぐフードシェアリングサービス。
もったいないが世界を救う!として食品ロスに取り組んでいます。
数量限定で1円の商品が出品されることもあるんです!
お宝商品が見つかるかも知れませんね。
- 会員登録:無料
- 送料:商品により送料あり(無料の商品もあり)
タダヤサイ
こちらは、野菜や果物に特化した通販サイト「タダヤサイ」。
なんとこのサイトでは、メルマガをと登録するだけで、規格外の野菜やちょっと傷ありの野菜など捨ててしまう野菜をタダで「おすそわけ」してくれるんです。(送料:600円~)
生産者さんの顔がみえる商品なので、安心な野菜を購入できるサイトです。
タダでおすそわけしてくれる野菜はすぐに売り切れてしまうので、タイミングが合えばお得です。
- 会員登録:無料
- 送料:1,200円
KURADASHI(クラダシ)
社会貢献型サイト「KURADASHI」は、様々な理由で捨てられてしまう訳あり食品を販売しています。
購入金額の1部が社会貢献団体に寄付されます。
「KURADASHI」では、定価の70%や80%の割引がある商品が多数あります。
プレミア会員(550円/月)になれば送料は無料(クール便は有料)になるところも良いですね。
特徴としては、
- 量が多い
- 商品ごとに送料がかかる(プレミア会員な無料)
- 賞味期限が短い
- 配送日時が指定できない
Atara(アタラ)
「もったいない」という意味の「atara」を掲げて活動しているサイト。
関西電力グループ運営のサイトです。
子供・動物・自然・医療ほか多くの団体から寄付先を選ぶことが出来るため社会貢献がより実感できます。
企業からの特別提供品が取り扱われていることにも興味がわきます。
商品全部が安いわけではありませんが、圧倒的に安いお宝商品も多いです!
- 会員登録:無料
- 送料:770円(3,980円以上購入で無料)
- 配送日指定できない
- 沖縄、離島は配送不可
Junijuni(ジュニジュニ)
東京ガスがスポンサーをつとめる「Junijuni」はワケあり商品をメーカーから買い取り販売しています。
商品金額寄付金が含まれていて購入することで、社会活動団体へ寄付することができます。
またペットグッズの取り扱いがあることも特徴のひとつで、こちらも動物愛護や自然保護に取り組む団体などへ寄付が出来ます。
チェックしておきたいサイトです。
ロスゼロ
持続可能な社会の実現に取り組む会社「ロスゼロ」は、もっていないものに価値を見出して社会貢献につなげています。
豊洲市場に入荷する海鮮品やフルーツ、スイーツなどが購入できます。
様々な商品を詰め合わせた「ロスゼロボックス」は福袋感覚がウケて人気を集めています。
トクポチ
賞味期限間近な商品を格安提供することでフードロス削減に取り組んでいます。
トクポチの商品は、サイトに掲載されてから週を重ねるごとに一定の割引率で割引されていきます。
【プラン料金】
- 月額130円 (定価の60%価格~)
- 月額330円 (定価の80%価格~)
規定の回数(3~5回)購入することで無料購入できるという嬉しい特典が好評です。
送料は、箱のサイズにより購入者負担です!
その他フードロス通販サイト
サンプル百貨店
大手商品メーカーを多数取り扱うサイト↓
豊洲市場のフードロス
豊洲市場でもフードロス削減の取り組みをしています↓
Amazonのフードロス
おなじみの大手通販サイトアマゾンでもアウトレット商品を取り扱っています↓
まとめ
いかがでしたか?
私たちが毎日必ず接しているキッチンやコンビニ、レストランなどの場で少し意識するだけでも大きな成果につながります。
また、上手に購入することが、フードロス対策に貢献できます!
今回の記事でみなさんがフードロス問題へ少しでも興味を持っていただければ幸いです。