だんだんと冬の訪れを感じはじめるこの季節。
インフルエンザ対策や肌の乾燥予防に加湿器を使おうかな?とお考えの方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに今回は賢い加湿器の選び方や設置方法などをご紹介していきますね!
加湿器の効果とは
そもそも、なぜ加湿が必要なのでしょう?
エアコンをつけた閉め切った部屋の湿度は20%ほどにまで低下します。
すると
- 鼻やのどが乾燥
- 肌トラブルの発生
- 風邪やインフルエンザウィルスの活発化
- 静電気の発生
など様々な悪影響がみられはじめます。
50~60%の湿度を保つとこれらが大幅に改善されます。
ただし、肌が乾燥しているからといって美顔器感覚で直接加湿器の蒸気を浴びてはいけませんよ。
唇を舐めると一層乾燥してしまうのと同じで、直接蒸気をあてることでもともと肌の中に蓄えていた水分までもが蒸発してしまいます。
加湿器の種類
いざ加湿器を買おうと思っても、価格や種類が多すぎて迷ってしまいますよね。
加湿器には大きく分けて4種類あります。
その特徴やメリット・デメリットを把握して自分にあった機種を上手に選びましょう。
スチーム式
タンクでお湯を沸かして蒸気を発生させて加湿します。
やかんでお湯を沸かす原理ですね。
使用時間が短いシーンに向いているタイプです。
【メリット】
短時間で湿度が上がる
お湯を沸かすため雑菌が繁殖しにくく衛生面にすぐれている
【デメリット】
- 蒸気や加湿器本体は高温のため触れるとヤケドすることがある
- 消費電力が大きいので電気代がかかる
気化式
水を含んだフィルターに風を当てて湿った風を送ることで加湿する仕組み。
濡れた洗濯物を部屋に干している感覚ですね。
安全性が高く消費電力も少ないので長時間使うのに適しています
【メリット】
- 消費電力が少なく電気代が安くすむ
- 本体が熱くならずに安全に使える
- タンクの大きいタイプが多くこまめに水を足さずに長時間使える
【デメリット】
大型機種の場合、ファンの音が大きいことがある
超音波式
超音波で震わせることで水を粒子化して蒸気に変えるタイプ。
雑貨屋さんなどに並んでいるオシャレなものの多くは超音波式です。
【メリット】
- 本体価格が安い
- ヤケドの心配がない
- 消費電力が少ない
アロマオイルで香りを楽しめたり、本体がライティングされているものが多い
【デメリット】
- 水に含まれる塩素なども全てばらまいてしまう
- 雑菌が非常に溜まりやすいため毎日の掃除が必須で手間がかかる
ハイブリッド式
スチーム式と気化式のメリットを併せ持つのがハイブリッド式。
沸かしたお湯をフィルターに含ませ、ファンがその水分を蒸発させる仕組みです。
熱い蒸しタオルを部屋干ししているイメージですね。
【メリット】
- 気化式よりも早く加湿できる
- 多機能商品が多い
【デメリット】
消費電力が高い
- 本体価格が高価な傾向がある
加湿器の湿度設定や置き場所は?
ちょっとした気配りで加湿器の効果が上がります。
用途に合わせて選ぶ
エアコン同様、機種によって対応する部屋の広さが違ってきます。
使いたい部屋の広さにあったものを選びましょう。
また、オフィスのデスク周辺だけを加湿したいのか、リビング全体を潤すのかといった目的によっても選択肢が変わってきます。
判らない所は店頭で相談してみるとよいでしょう。
適正な湿度を保つ
湿度60%になるとインフルエンザウィルスの活動が急激に弱まると言われています。
喉や鼻の粘膜が効力を発揮できるのも湿度50~60%。
あまりにも湿度が高いと部屋にカビや結露を作ってしまいますので、湿度計で確認しながら湿度60%を目安に保ってください。
置き場所を工夫する
高い位置に置く
可動式の小型加湿器ならば床に直置きではなくテーブルや椅子の上など高い場所に設置してください。
冷たい空気は下に溜まって動きにくくなります。
高い位置に加湿器を置くと温かい空気に乗って湿気が循環しやすくなります。
部屋の中央に設置する
壁際に加湿器を置くと水分を含んだ空気の溜まり場が出来てしまい、カビや結露の原因になります。
部屋の配置的に真ん中に置けない場合には、エアコンや扇風機などの風を利用して空気を循環させる工夫をしましょう。
出入り口や換気扇のそばは避ける
せっかく潤った空気が逃げ出してしまうため、ドアの近くや換気扇のそばに置くのは避けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
湿度を保つことは健康にも美容にもすごく重要なことなんです。
暮らしの中に加湿器をプラスして快適な冬をお過ごしくださいね。