あなたは「押し麦」や「もち麦」のことをご存知ですか?
ダイエットやアンチエイジング、メタボ改善などにも効果絶大なこれらの食品を知らずにいては勿体ないですよ!
今回はこの「麦」たちについてわかりやすくご説明します。
押し麦ともち麦の違いは?
押し麦ともち麦、似たような名前のこのふたつの違いをまずはしっかりおさえておきましょう。
どちらも「大麦」なのですが品種が違います。
押し麦は「うるち性の大麦」なのに対して、もち麦は「もち性の大麦」。
お米にも「うるち米」(普段食べている白米)と「もち米」があるのと同じです。
押し麦の特徴
押し麦は、弾力はありますが、もっちり感は少なめの食感です
精麦の段階で外皮を完全に取り除き、蒸気で加熱して柔らかくしたところをローラーで平たく押し潰してあることから押し麦と呼ばれています。
外皮を除去し潰したことによって吸水力があがるので料理がしやすくなります。
もち麦の特徴
もち麦は、もちもちとした食感です。
精麦の際に外皮をあえて残すことでプチプチした歯ごたえが楽しめます。
メーカーによって外皮の残し方が異なるため、好みの食感で商品を選ぶことも可能です。
押し麦ともち麦の糖質量や栄養価とカロリー
押し麦ともち麦のカロリーと糖質量比較
健康やダイエットに最適と言われている押し麦ともち麦ですが、まずは、気になる押し麦ともち麦のカロリーと糖質量を比較してみましょう。
この表だけを見てみると、もち麦は押し麦とほぼ同じ数値、白米と比べても圧倒的に低いとは言い難く、玄米の方が優れているようにも思えます。
では、どちらがよりダイエットに最適なのでしょうか?
実は、もち麦が健康やダイエットに抜群の効果を発揮すると言われている理由はその栄養素にあります。
押し麦ともち麦の食物繊維量を比較!
もち麦は押し麦より食物繊維量が多いです。
もち麦の食物繊維(βグルカン)量は群を抜いていて押し麦の1.5倍、玄米の4倍、白米の25倍でゴボウよりも多いんです!
しかも不溶性ではなく水溶性食物繊維がずば抜けて多いんです。
では、もち麦と押し麦の水溶性食物繊維量について比較してみましょう!
水溶性食物繊維の効果
・お通じが良くなり代謝が上がることで痩せやすくなる
・善玉菌のエサになるので腸内がクリーンになる
・胃の中でゲル状になり内容物を包み込むことで消化管をゆっくり移動するため腹持ちが良い
・同じ理由で消化がゆっくりなため、血糖値が急上昇せず、糖が脂肪になりにくい
・内臓脂肪を減らす働きがある。
・GI値(血糖値の上がりやすさの目安)が白米や玄米よりも低い
・1食で2食あとまで効果が持続する(朝食にもち麦を食べると昼食と夕食まで効果が続く)
もち麦の豊富な栄養素
もち麦のカルシウム・鉄分・カリウム・ビタミンB群・タンパク質・ミネラル・ポリフェノールなどの含有量は押し麦などを圧倒する多さです。
ビタミンやミネラルは健やかな体や美しい肌を作るには欠かせない栄養素であり、傷口や炎症などを修復する働きもあります。
ポリフェノールは強力な抗酸化作用によって老化を防ぎ、カリウムの利尿作用は体のむくみをすっきりさせます。
押し麦ともち麦はダイエット効果がある?
ここまで見てきたように、白米に比べると押し麦やもち麦はダイエット効果が高いと言えるでしょう。
品種の違いもさることながら、精麦段階で完全に外皮を取り除く押し麦に比べてもち麦には外皮を残す分、栄養素も残留しています。
押し麦ももち麦もどちらもダイエット中には最適な食品ですね!
美容に関心がある方やダイエットをしたい方は、是非白米を押し麦やもち麦に変えてみてくださいね!
まとめ
押し麦ともち麦の違いがおわかりいただけましたか?
その特徴をしっかり把握して、白米と置き換える食事にしたり、白米ともち麦を7:3くらいの割合で混ぜて炊くことで美味しさとメリットを同時に享受することもできてとっても便利なんです。
あなたの食生活にも上手にもち麦を取り入れて美しいメリハリボディを目指してみてはいかがでしょうか?