私は数年前、外出中に急に吐き気やめまいを感じたことがありました。
近くのカフェに立ち寄り、飲み物を飲みながら休んでみたものの体調は良くなりません…
少し動けるようになったところで、かかりつけの内科医院を受診してみると「熱中症」との診断でした。
1時間ほど点滴をしてもらい、ようやく体調が良くなりました。
それからは、きちんと水分補給を欠かさないようにしたり食欲がなくても栄養のある食べ物を選ぶ工夫をしています。
毎年夏になると熱中症のニュースを聞きますが、どうして熱中症になるのか、熱中症予防に最適な食べ物や熱中症対策に上手な栄養補給方法を紹介していきたいと思います!
熱中症になる前に、しっかり勉強していきましょう。
熱中症になる原因は?
まず、熱中症になってしまう原因を探っていきたいと思います。
熱中症は、体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れ体温の調整機能が働くなってしまうことで起きてしまいます。
熱中症の主な症状は、私のように頭痛や吐き気などの他にもめまいやけいれん、体温が上昇することなどがあります。
さらに熱中症の重症度によって、症状を3段階に分けることができます。
軽症:立ちくらみ筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返りなど)や大量の発汗が起きた場合は、その場での応急処置で対応できます。
中等症:頭痛や気分・体調の不快感、吐き気や嘔吐などが起きた場合は、急いで病院を受診するか動けない場合は救急車をお願いしましょう。
重症:意識障害やけいれん、体温が高くなっている場合は、すぐに救急車を呼び、入院して集中治療が必要となりますので注意してください。
熱中症といえば太陽の下での運動などの炎天下での作業中に起きることを想像すると思いますが、実は他にも熱中症を起こしてしまう原因があります。
実は梅雨の間など、体が暑さに慣れていない季節にも熱中症にかかってしまうkとがあります。
また、気温が高く湿度の高い環境下でも熱中症になる危険性があります。
例えば、満員電車やバスの中、学校の教室や体育館なども考えられますよね。
他には、風が弱いのに日差しが強い日や太陽の照り返しが強い、昼近くになり急に気温が高くなる日なども注意が必要です。
次項では、熱中症予防に最適な食べ物や上手な栄養補給方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
熱中症予防に最適な食べ物は?
熱中症予防に適した食べ物で私がまず思い浮かべたものは、塩分です。
よくテレビや雑誌で塩分が必要!ということを聞きますが、具体的にどんな食材が適しているのか見てみましょう。
スイカ
夏の食べ物の代表とも言えるスイカは熱中予防に最適な食べ物です。
スイカは90%が水分でできており、糖分やカリウム、マグネシウム等のミネラルが豊富に含まれている熱中症予防に適した食品です。
さらに甘さを引き立てるためにお塩を少量かけている人も多いと思いますが、これも熱中症予防には期待できる方法です。
これはミネラルと一緒に塩分も補給することのできる、スポーツドリンクと同じ効果と言えます。
夏野菜
きゅうり、トマト、なす、オクラ、ゴーヤーなど夏に旬を迎える夏野菜にはスイカと同じく、水分が多く含まれています。
夏野菜には体を冷やしてくれる作用があり、疲労回復に効果のあるビタミンB群やビタミンCも多く含まれているため、熱中症予防に非常に適しています。
夏野菜のお味噌汁もおすすめです。
みそ汁は、水分と塩分を効率的に食べることのできる食材です。
さらに具材として夏野菜をプラスすることで、熱中症予防の効果を高めることができます。
私のおすすめは、カリウムが豊富に含まれているじゃがいもと夏野菜のナスのみそ汁です。
みそ汁と温かいご飯に梅干しを1粒乗せていただくのはいかがでしょうか?
暑い夏に熱いみそ汁はちょっと…という場合は、冷や汁でも同じ効果を得ることができますよ。
塩飴やタブレット
外出先でも熱中症の予防は心掛けたいものですよね。
そこで、外出先でも手軽に熱中症の予防をすることのできる食べ物を紹介したいと思います!
以前から塩飴が販売されるようになり、今ではメジャーな商品となってしまが、最近ではタブレットも販売されるようになっているんですよ。
タブレットなので手軽ですし、独特な塩味が苦手…という人におススメしたい商品となっています!
他にもパウチ状の飲むゼリーも多く販売されています。
自分の好きな摂取方法や味を探してみるのも良いですね。
熱中症予防が最も必要となる時期は、スーパーやドラッグストアででも在庫切れなどで手に入りにくくなってしまうときがあります、
賞味期限が長いものが多いので、事前に常備しておくことをお勧めします。
熱中症対策に上手な栄養補給方法
熱中症対策に必要なのは、まず朝食を抜かないことです!
実は私が熱中症にかかったときは、暑さで食欲がなく朝食を食べることができていませんでした…
朝食を抜くことは、朝に取るべき栄養をとることができなかったことと同じことです。
どうしても食欲がない場合やダイエット中でも、みそ汁だけは飲んだり、栄養あるスムージーやサプリメントだけでも取るなどで、栄養補給は忘れないようにしてください。
就寝中は多量に汗をかいて脱水状態になっています。このまま外出したり活動を始めてしまうと、熱中症にかかってしまう危険性を高めてしまいます。
また、熱中症といえば水分補給をすることが必要と言われますよね。
これは本当に大切なことなのですが、のどが渇いたな…と感じてから水分を取るのは遅いんです。
のどの渇きを感じる感覚は、体内の他の感覚に比べて鈍いと言われています。
なので、のどの渇きを感じることのないようにこまめに水分を取るようにしましょう。
また、運動などで大量の汗をかいてしまった場合はスポーツドリンクがおすすめです。
しかし市販のものは糖分が高いものがありますので、一気に飲み干したり多量に飲むことの無いようにしてください。
水分を取る目安としては、1日2リットルです。子どもはその半分となります。
運動中は15分から30分おきに水分を取るようにすると良いでしょう。
まとめ
今回は、熱中症の原因と予防に最適な食べ物や熱中症対策に上手な栄養補給方法を紹介してみましたがいかがでしたか?
熱中症は炎天下での活動時以外にも、満員電車やバスなど冷房の効いた場所でも起きることがわかりました。
熱中症は意識障害など命に危険をもたらしてしまう恐ろしい病気です。
自身の工夫次第で予防と対策をすることができます。
お互いに元気に夏を乗り切っていきましょう!