ファスティングという言葉も一般的になり、多くの人が生活に気軽に取り入れるようになりました。
でも、間違ったやり方をしている場合もあるんです。
今回は成功のカギを握るファスティング(断食)中の飲み物について細かくご紹介していきますね!
年末年始に食べ過ぎて疲れた胃を休めるためにもまたダイエットをしたいという方も参考にしてみてください。
断食(ファスティング)中の飲み物は?
ひとくちにファスティングといっても期間はさまざま。
1食だけを抜いたり、丸1日のみ食事を断つ短期間型を繰り返し行うパターンもあれば、まとまった日数をかけてじっくり取り組むやり方もあります。
1日以内に完了するファスティングであれば水のみをたっぷり補給する飲み方が理想的です。
しかし、数日間にわたって行う場合には必要な栄養素を固形物以外で摂取していくことがファスティングの基本です。
主な飲み物のメリットやデメリット、飲んではいけない物をご紹介していきます!
酵素ドリンク
ビタミンやミネラル、アミノ酸といった豊富な栄養素を含み、体質改善も期待できる酵素ドリンクはファスティングに適した飲み物といえます。
取り入れる際の注意点としては糖質の多さと費用面です。
安易に飲みすぎるとかえって太ってしまったり、血糖値の乱高下を招いてしまう危険性があります。
また、安価な酵素ドリンクには砂糖が大量に入った粗悪品もあるので品質の良い商品を選ぶには費用がかかるというリスクも考慮した上で正しく取り入れるようにしてください。
フルーツジュース
酵素ドリンク同様、栄養豊富な反面、糖分が多いというデメリットが存在しますがコールドプレスジュースを摂取する「ジュースクレンズ」と呼ばれるファスティングは美容とダイエットに非常に効果的です。
こちらもコールドプレスジュースは単価が高く費用がかかりますが、定期的にファスティングを実施するのであれば専用ジューサーを購入してジュースを手作りすると負担が軽減され手軽に取り組むことが可能です。
ジュースクレンズについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓
ジュースクレンズとは?ダイエット効果も!やり方や回復食について
アルコール
ファスティング期間及び回復期に飲酒は禁物です。
敏感になっている内臓を傷めてしまう危険性に加え、アルコールを分解する為に内臓を働かせることは本末転倒となるからです。
しっかりと体内を休ませて機能を改善することで美容や健康につながり、適正体重を維持できる体が作られるというファスティングの基本をしっかりと理解していればアルコールの摂取がふさわしくないことがおのずとわかるでしょう。
炭酸水
水中のガスがお腹を膨らませるので空腹感がまぎれます。
そのまま飲んだり、酵素ドリンクなどを割るのに用いたりして上手に取り入れてみてください。
ウィーダーインゼリー
バランスの取れた栄養補給が出来るゼリー飲料ですが、合成甘味料や添加物も含まれているのであまりお勧めはできません。
ダイエット目的で全ての食事をゼリー飲料に置き換えれば確実に体重は減るかもしれませんが、ファスティングとしての目的である内臓器官の修復や改善などはあまり期待できないでしょう。
体内をクリアにするなら化学製品の含まれていないものだけを口にすることが大切です。
断食(ファスティング)中のコーヒーは大丈夫?
ファスティング中は体が非常に敏感になっている為、カフェインを摂取すると胃腸を刺激し気分が落ち着かなくなってしまう恐れがあるのでコーヒーはNGです。
紅茶や緑茶もカフェインが含まれていますがコーヒーに比べると微量ですので、推奨は出来ませんがどうしても欲する時は気持ちを整える意味で少量であれば許容範囲でしょう。
また、ダイエットに効果的と言われているバターコーヒーの用い方も注意が必要です。
「半日断食」と呼ばれる朝食を抜いて体内の排泄作業を活性化させるファスティングや、食事の間隔を24時間空けるタイプの「月曜断食」や「週末断食」と言われているものであれば、腹持ちの良さや脂肪酸をケトン体に変化させる特性などを利用できる点でバターコーヒーを取り入れることは有効です。
しかし、3日とか1週間かけて行うファスティングの場合にはコーヒーはもちろん、バターコーヒーもカフェインの影響を考慮し、選択肢に加えない方が良いでしょう。
ちなみにファスティングの初期には頭痛に見舞われることがあります。
その原因は色々とあるのですが、カフェイン摂取過多の人にその兆候が多くみられるのも事実です。
普段の生活において1日に1~2杯のコーヒーは体に良いとされていますが、それ以上は飲みすぎとなりますので注意してください。
断食(ファスティング)中にプロテインはOK?
体は絞りたいけれど筋肉は落としたくないという場合にはファスティング中でもプロテインを摂取したいところですが、あまりお勧めできません。
プロテインには合成甘味料や添加物が使用されていることが多く、ファスティングでクリアになっている体に取り入れることは望ましくないからです。
また、プロテインはたんぱく質のかたまりのようなものですから、体内に入ると内臓は消化分解しようとします。
せっかく消化器官を休ませて機能回復を図っているところにわざわざ疲労の種を流し込むような行為はファスティング効果を損なってしまいます。
どうしてもプロテインが摂りたいのであれば、腸内環境を悪化させる動物性たんぱく質のものは避けてソイプロテインやヘンププロテインなど植物性のものを用いましょう。
溶かす場合も牛乳ではなく水か豆乳を使ってください。
飲み物の選び方がわかってきましたね!
まとめ
いかがでしたか?
ドイツでは「ファスティングで治らない病気は何をやっても治らない」と言われているほど体に良い効果が期待できるファスティング。
どうぞ正しい知識と方法で健康で美しい体づくりをしていってくださいね。