「森のバター」と称されるほど栄養満点の食材であるアボカド。
今回は、アボカドの成分をまるごと手軽に摂取できる!
と人気が高まっている「アボカドオイル」について詳しくご紹介していきます。
アボカドオイルとは
アボカドの果肉部分から抽出されるアボカドオイル。
美容効果の高い成分が凝縮されていることから注目を集めています。
体に良いとされている様々な油の中には、発煙点が低く酸化しやすい「えごま油」や「アマニオイル」といった加熱調理に向かないものもあります。
が、アボカドオイルはオリーブオイル同様揚げ物や炒め物にも適しているため大変使い勝手のいい油のひとつです。
美容のためにはいいけれど、オイルを飲むのは苦手…
という方にはアボカドオイルは最後まで使い切れるオイルです!
アボカドオイルの栄養やカロリー
オレイン酸
アボカドオイルの主成分であるオレイン酸には動脈硬化や高血圧の原因とされる悪玉コレステロールを減少させる効果が確認されています。
また、オレイン酸は腸のぜん動運動を活性化させるため便秘解消にも役立ちます。
ビタミンE
ビタミンEを豊富に含むアボカドオイルには高い抗酸化作用があります。
シミ・シワ・たるみといった老化を防ぐエイジングケアには適しています。
アボカドオイルのカロリー
アボカドオイルのカロリーは大さじ1杯でおよそ110キロカロリー。
いくら健康的な油といっても摂り過ぎればカロリーオーバーになってしまうので、1日大さじ1~2杯を目安に摂取しましょう。
アボカドオイルとオリーブオイルの比較
前述したようにえごま油やアマニオイルなど高温調理に向かない油の場合、そのまま飲んだりドレッシングとして使ったりといった方法がメインです。
そのためどうしても出番が限られてしまいますよね。
その点、アボカドオイルは広く流通しているオリーブオイル同様、加熱なし~高温調理への活用まで幅広く使える点では共通しています。
同じ植物オイルなので、カロリー等を比較してもほぼ同じです。
アボカドオイル | オリーブオイル | |
カロリー | 110 kcal | 119 kcal |
脂質 | 14g | 13.5g |
炭水化物 | 0g | 0g |
タンパク質 | 0g | 0g |
どちらも主成分がオレイン酸であることは同じです。
が、ビタミンEの含有量ではオリーブオイルの2.5倍をほこるアボカドオイルに軍配が上がります。
また、ココナッツオイルのような独特の味や香りがある油は好き嫌いが別れ、レシピによっては合わない場合もあります
でもアボカドオイルに関してはオリーブオイルと同じく独特の香りはあるものの数回使えば気にならなくなる程度です。
クセがなくどんな料理にも用いやすいところもよく似ています。
・ビタミンEがオリーブオイルの2.5倍!
アボカドオイルダイエット効果は?
アボカドオイルの主成分であるオレイン酸には便秘解消効果とともに、インスリンの分泌を抑え糖質が脂肪として蓄積されるのを防ぐ働きがあります。
そのため、ダイエットの強い味方になってくれます。
加えて、豊富に含まれるカリウムはむくみ防止につながる成分なのでよりスリムな印象を与えてくれるでしょう。
アボカドオイルの飲み方とダイエットレシピ
1日の摂取量は、大さじ1杯~2杯程度。
食事前に飲むとオイルの栄養を吸収しやすいのでおすすめです!
1日の摂取量を守ったうえでアボカドオイルをそのまま飲むだけでも健康効果が期待できます。
ただし、油を直接飲むことに抵抗がある場合にはサラダにかけたり、パンに塗ったりして取り入れるといいでしょう。
アボカドオイルヨーグルト
ヨーグルトにアボカドオイルを混ぜるだけでももちろんOKです!
が、はちみつやきな粉を加えると便秘解消効果が高まるとともに味のバリエーションも広がって飽きずに続けられます。
おやつにもおすすめです!
アボカドオイルドレッシング
アボカドオイル2に対してワインビネガー1の割合で混ぜ合わせましょう。
即席ドレッシングの出来上がりです。
塩やクレイジーソルトで味を調えると自分好みに仕上がりますよ。
アボカドオイルおにぎり
アボカドおにぎりの材料は、
- アボカドオイル
- ごはん
- しょうゆ
ごはん400gにアボカドオイルとしょうゆを小さじ1ずつ加えることを基本に、おにぎりを作ります。
お好みで削りガツオやパセリ、黒コショウなどを入れ切り混ぜて握るとイタリアン風味の美味しいおにぎりが完成します。
まとめ
アボカドオイルの保湿効果や抗酸化作用は肌や髪に塗ることでも美容効果を発揮します。
ただし、そのまま使うには重めのテクスチャです。
お手持ちのスキンケア製品やトリートメント剤に1~2滴混ぜて使うと良いでしょう。
塗ってよし、食べてよしのアボカドオイル、あなたの生活にも是非取り入れてみて下さいね!