最近話題のCBD(ヘンプシード)オイルをご存じですか?
チアシードやアサイー、キヌアといったスーパーフードの一種としていま注目を集めている食品なんです。
ヘンプシードオイルは美肌効果やリラックス効果もあるということですがどんなオイルなのでしょうか?
今回はCBDオイルのすごい効果や使い方についてご紹介していきます。
CBDオイルとは
CBD(ヘンプシード)オイル
ヘンプシード(麻の実)から抽出されたオイルをヘンプオイル(hemp oil)もしくはヘンプシードオイル(hempseed oil)と言います。
スーパーフードのひとつに数えられる、ヘンプシードオイル。
なかでも人間に欠かせない9種類の必須アミノ酸がヘンプシードには全て含まれている点は重要です。
必須アミノ酸は1つでも不足すると体に不調をきたしますが、体内で生成することができないため食品から摂取する必要があります。
しかし、外食やコンビニ弁当中心の食生活をしている現代人にはこれらアミノ酸を十分に補給することは難しくなってしまいます。
その点、ヘンプシードやヘンプシードオイルを口にしていれば必須アミノ酸はもちろん、同じく生命維持に欠かすことのできない必須脂肪酸までも摂取することが出来るんです。
同時に鉄分・マグネシウム・亜鉛といったミネラルもたっぷりと補給できます。
さらにヘンプはとても丈夫な植物なので農薬を使わず安全に育てることが出来る点でも優れた食品と言えるんです。
ヘンプ(麻)と大麻の違いは?
ヘンプ(麻)と聞くとマリファナ(大麻)を連想する方も多いでしょう。
実は、どちらも元は、「カンナビスサティバ」というアサ科の直物ですが、ヘンプとマリファナには明確な違いが2点あります。
それがTHC(テトラヒドロカンナビール)の含有量とCBDです。
THCの含有量が0.3%以下の品種が「ヘンプ」、THCの含有量が0.3%以上の品種が大麻草と言われるものです。
そしてヘンプと大麻の違いの特徴として精神活性作用があるかないかの違いがあります。
CBD(カンナビジオール)は、大麻植物から抽出されるカンナビノイド成分のひとつで、精神活性作用はありません。
THCとCBDはどちらも有効性が高い成分ですが、THCは日本では違法な成分なので、THCが0.3%以上含有する製品は使用が禁じられており輸入も出来なくなっています。
CBDオイルの効果・効能
食べても良し、塗っても良しのヘンプシードオイルは、様々な効果・効能が期待できます。
最近ではリラックス効果にも注目が集まっています。
悪玉コレステロールの低下
オメガ3脂肪酸やYリノレン酸が善玉コレステロールの数を保つことで悪玉コレステロールの増加を抑え、動脈硬化を緩和。
心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。
またαリノレン酸も豊富で血液をサラサラにしたりアレルギー症状を軽減させる効果があります。
血圧・血糖値の安定
γ-リノレン酸は、血圧や血糖値を正常に導く作用があります。
くわえて、月経痛の改善など婦人科系の不調を和らげる効果が報告されています。
ダイエットのサポート
オメガ3脂肪酸やγ-リノレン酸により悪玉コレステロールと同時に中性脂肪も抑えられるため、血液循環がスムーズになり代謝が上がります。
これにより脂肪燃焼が促され太りにくい体質に変化していきます。
また、不溶性食物繊維が多く含まれているため便秘の改善や予防に効果を発揮し、ダイエットをよりスムーズに行えます。
便秘による肌トラブルや頭痛なども緩和されていくでしょう。
CBDオイルの美肌効果は?
ヘンプシードオイルには
- 保湿作用
- 肌の再生作用
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 抗アクネ作用
- 角質層のバリア機能の修復
など様々な美肌効果があります。
ヘンプシードに含まれるビタミンEには強力な抗酸化作用があるため、老化や生活習慣病といった活性酸素による弊害を抑え込むよう働きます。
ヘンプシードオイルに含まれるγ-リノレン酸には、アレルギーやかゆみを抑える効果もあり海外ではアトピー性皮膚炎の治療にも用いらているそうです。
また、ビタミンEはシミやシワ、くすみを防ぎ美肌を作る効果が高いことでも知られています。
CBDオイルの副作用は?
ヘンプシードオイルはお子さんや妊婦の方でも食べることができる安全な食品です。
THCには副作用がありますが、CBDには副作用がほとんど無いそうです。
ただ、いっぺんに大量摂取すると子供やおなかの弱い体質の人などは軟便や下痢になることもあるようです。
大人の場合は1日に大さじ1を目安に、子供には量を調整しながら用いれば、毎日口にしても問題はないと言ってよいでしょう。
ただし、持病を治療中の場合は念のため担当医師へ相談されることを推奨します。
CBDオイルの使い方
CBDオイル/食べ方や飲み方
ヘンプシードオイルは他の油類に比べて酸化が早い性質があるため、冷暗所で保管した上でなるべく早めに使い切るようにしましょう。
熱に弱いので、食事に取り入れる際には加熱せず、サラダにかけたり、ドレッシングに混ぜ込んだり、ヨーグルトに加えるといった使い方がおすすめです。
オイルが苦手な方ならヘンプシードならクセがなくて食べやすいのでおすすめ。
プチプチとした食感で、味にクセもないので食材の味を邪魔しません。
サラダやシリアルに入れるのはもちろん納豆に混ぜてご飯にかけて食べても美味しくいただけますよ!
スーパーでは置いているところが少ないので、通販で買うと便利。
CBDオイル/コスメ
ヘンプシードオイルは、食べるだけではなくコスメとしても優秀なオイルです。
食用と化粧用があるので使い分けをしてください。
フェイスケア
ヘンプシードオイルを肌に塗ることで保湿クリームやクレンジング剤としても使えます。
化粧水の前のブースターとしても優秀です。
洗顔後にお顔全体にヘンプシードオイルを馴染ませ蒸しタオルを2~3分乗せれば、オイルパックとしても活躍。
その後の化粧水の浸透力がかなり良くなります!
ボディケア
ヘンプシードオイルはボディケアにも使えます。
お風呂上りの濡れた肌にヘンプシードオイルを馴染ませると、しっとりとしたお肌になり乾燥予防にもなりますよ!
妊娠線のケアや赤ちゃんのおむつかぶれのケアにも。
リラクゼーション
最近ではリラックス効果にも注目が集まっています。
CBDを水蒸気にしてから体内に取り込む「吸うCBD」のアイテムもあります。
ストレスを感じている時やリラックスしたい時に取り入れてみるのもいいかも知れません。
ヘアケア
ヘンプシードオイルは、ヘアケアにも活躍。
ドライヤー前の濡れた髪の毛先に馴染ませてから乾かせば熱のダメージを軽減できます。
またシャンプー前に頭皮全体にヘンプシードオイルを馴染ませてマッサージ後にホットタオルで頭全体を覆い5分ほど置けば頭皮ケアにも!
コスメとして利用するのは、オーガニックで、精製されたものがおすすめ。
ヘンプシードは、用途が多いので、色々試してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、日本でも徐々に有名になりつつあるヘンプシードオイルについてまとめてみました。
ひとくくりにスーパーフードといっても、それぞれに特徴があり効果も違います。
健康食品や美容ケアアイテム選びのひとつとしてヘンプシードオイルを加えてみてはいかがでしょうか。